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人材育成、組織開発に悩むすべての人へ!組織を変えるおすすめの本8選

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理想のチームをつくりたい。人手不足を解消したい。社員の生産性を上げたい。
組織づくりや人材育成に関して問題意識をもっているビジネスパーソンにとって、新しい知識は未来を切り拓く糧となります。そしてもっともシンプルに解決のヒントを得る方法は、関連書籍から学ぶことです。

本記事では組織開発・人材育成に悩む経営者や管理職など、さまざまなビジネスパーソンに向けて自社に最適な書籍の選び方を説明します。編集部オススメの本も併せてご紹介しますので、ぜひ人材育成の課題解決に役立ててください。

人材育成本の選び方

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人材育成に関する書籍を探したものの、あまりに膨大な関連書籍の数を目にして途方に暮れてしまった経験はありませんか? アマゾンや楽天ブックスには実に2,000件以上の人材育成関連本が並んでおり、どんな本を選べばよいか分からず目移りしてしまっても無理ありません。しかし目的にそぐわない本を選んでしまえば、たちまち時間やコストが無駄になります。

育成担当者は、たくさんの専門書のなかから自社(自身)の抱える問題点にフィットした内容のものを選び出さなくてはなりません。この書籍選びに失敗しないようにするには、課題と目的を明確にしておく必要があります。課題と目的は表裏一体、課題が見えれば対応する目的も自ずと姿を表します。そこではじめて、購入すべき書籍も決まるのです。

目的に適した書籍を選ぶ

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書籍選びの前に、まずは組織の抱える課題を言語化しましょう。この時、経営陣やマネージャーだけでなく、若手社員やパート・アルバイトにもヒアリングすると課題の本質に近づけるはずです。たとえ明確な言語化ができない場合でも、背伸びせずにそのまま書き留めるようにしてください。
では、例として「優秀な人材が不足している」という漠然とした課題を取り上げて説明しましょう。

課題例:優秀な人材が足りていない

大まかな課題を言語化したところで、次は課題を細かく分解し、原因と考えられる点を浮き彫りにします。そうすることで、必要な知識が明らかになってきます。

課題の分解

・求人に募集が集まらない
・面接した人材が入社してくれない
・採用した社員がすぐに辞めてしまう
・既存の若手社員が期待する成果を上げられない
・育成の方法論が分からない
・優れたリーダーを育成したい
・シニア人材を活用したい
・育成マニュアルが時代に合っていない

人手不足といっても要因はさまざま。今改善すべきポイントがどこにあるのかを見極めることが大切です。人手不足が求人応募の少なさに起因するならば、求人広告の運用や労働条件を見直すべきであり、時代に合った求人運用を学べる書籍を購入することで解決に近づきます。

また、採用した人材がすぐに辞めてしまうならば、育成者とのコミュニケーションや仕事へのモチベーションなどに問題がある可能性が高いでしょう。この場合は行動分析に基づいた理論を学べる本を読み、組織の構造改革に着手すべきかもしれません。

このように何に困っているかを言語化することで、自社に適した書籍が見つかります。

目的別のオススメ書籍8選

それではここから、実際の組織づくりや人材育成に役立つオススメの書籍をご紹介します。

アルバイト・パート[採用・育成]入門―――
「人手不足」を解消し、最高の職場をつくる/著者:中原淳

アルバイト・パート採用における総合的なバイブル

アルバイトやパートの採用に困っている店長・現場マネージャーの方にオススメなのが、こちらの書籍。『アルバイト・パート[採用・育成]入門』は、採用からリーダー育成まで、アルバイト・パートに対する長期的な人材育成の総合的ガイダンスとなる本です。人材派遣業界の大手企業パーソルグループと東京大学の中原淳研究室という強力タッグがおこなった、大手7社8ブランド、合計25,000人を対象としたリサーチに基づく大規模な客観的データが本書の魅力です。人材育成を5つのステージに分解し、それぞれの段階で考えるべきこと、取るべき行動がエビデンスに基づいてロジカルに説明されています。

本書で述べられる各ステージのポイントは以下のとおりです。

採用ステージ

優秀な人材の集め方、魅力の伝わる面接方法、内定辞退を防ぐ方策など、採用前後に関わる重要な8つのトピックを解説しています。

新人ステージ

新人がすぐ辞めてしまう状況はどのように起きるのか、どうすれば新人が辞めない職場になるのか、「認識ギャップ」を減らす方法がリサーチ結果と共にガイドされます。

中堅ステージ

時給アップやアットホームな職場づくりなど、人事に有益と思われる取り組みも、社員定着という観点からみると抜本的解決策ではないと本書は述べます。定着に必要な「これからどうなるか」を示すことについて解説されます。

ベテランステージ

理想のチームにとって不可欠である、優秀なリーダーの育成方法が書かれています。やっかいなベテラン社員を生み出す原因や店長の右腕的存在がなぜ必要なのかについて詳述されているので、優秀なベテラン育成の秘訣を知ることができます。

シニア活用

シニア人材の活用がチームに追い風をもたらすことを、職場づくりの視点から解説しています。

ほかにも現役店長3名による覆面座談会が収録されるなど、充実のボリューム感。人材育成を理論的に捉える視点を身につけられるだけでなく、読み物としても楽しめます。「店長・マネージャーの教科書」というキャッチフレーズに恥じない1冊です。

短期間で社員が育つ「行動の教科書」――
現場で使える行動科学マネジメントの実践テキスト/著者:石田淳

管理職におすすめ!成長スピードを3倍にする行動科学的アプローチ

『短期間で社員が育つ「行動の教科書」』は、国内行動分析学の第一人者である石田淳氏の著書です。米国で成果を挙げている行動分析を日本人向けにアレンジし深化させた「行動科学マネジメント」を確立し、数多くの企業をコンサルティングする著者の知見は、現代を生きる管理職にとって「行動の教科書」となります。

本書の特長は「できる方」ではない方たちを対象とした育成ノウハウが、細かく記されている点です。著者によれば、企業におけるハイパフォーマー、すなわち「できる方」は全体の2割に過ぎないため、人材育成で重視すべきは残りの8割の育成だそうです。レベルの高い仕事ほどシンプルな手法に分解して教えなければ、従業員の理解は進まないと著者は言います。
「できない」ことにいつまでも苦しむことは、やがて離職の原因となってしまうかもしれません。部下の成長スピードを上げるためには、マニュアルを作るのではなく「することリスト」を作成し、行動の教科書を示すことが大切です。そして指示の中で使う言葉から意識すべきだと、著者は伝えています。

2割の「できる方」の思考プロセスや当たり前のようにやっている行動を「ピンポイント行動」として抽出し、分かりやすい表現に落とし込むことで行動の教科書は出来上がっていくのです。部下がなかなか育たない、思うように指示が伝わらないとお悩みの管理職にオススメの1冊といえます。

組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす/著者:中原 淳、中村 和彦

https://www.amazon.co.jp/dp/4478106444/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_lLn8Cb6J60W81

バラバラな組織をひとつにまとめる「組織開発」とは

『組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす』は、先に紹介した『アルバイト・パート[採用・育成] 入門―――「人手不足」を解消し、最高の職場をつくる』の著者でもある立教大学経営学部教授の中原淳氏と、組織開発のプロフェッショナルである中村和彦氏の共著です。

本書は個人の育成よりも組織全体の成長や成熟にフォーカスした書籍となっています。
まず組織開発の今日に至るまでの100年に及ぶ軌跡を辿り、思想的な背景や哲学、経営学との相互作用にも触れながら歴史的な流れを追ってゆきます。そして組織開発がどのように発展してきたかを把握したうえで、現代における実践的な組織開発の手法と事例を学ぶことができます。

著者は組織開発を「健全さと効果性を高めること」と定義し、具体的手法として5段階の実践モデルを提示しています。キーマンを見極め、コミュニケーションを活性化させることの重要性を説いています。多様性が進めば、組織の力を分散してしまう「遠心力」も高まります。バラバラになった組織力を1つの方向へ向かわせるためには、思想的、哲学的根拠に基づいた組織開発が求められるのです。そういった意味で本書には先人たちの智恵が集積されており、まさに組織開発を探求するマスターピースといえるでしょう。

対話型組織開発――
その理論的系譜と実践/著者:ジャルヴァース・R・ブッシュ、ロバート・J・マーシャク、エドガー・H・シャイン 翻訳:中村和彦

対話によって組織は変わる!経営陣におすすめの理論書

アメリカで「対話型組織開発」を提唱する著者による、永久保存版の1冊。タイトルのとおり、著者らが組織開発における新潮流と位置付けるのは「対話型組織開発」です。本書は、個人と組織の可能性を最大限に引き出す「対話」について、歴史上もっとも深く考察した書籍であるといっても過言ではありません。また、対話型組織開発を実践するトップランナーたちの知見が網羅された辞書でもあります。

対話型組織開発とは、さまざまな価値観の集合体である組織において、ひとつの意見を正解として共有するのではなく、それぞれの価値観を尊重し、組織の構成員一人ひとりの視点を取り入れた「全員にとっての最適解」を導こうとする組織づくりを指します。いわば組織と個人の断線したコミュニケーションをつなげる方法論です。

この理論を実践して結果を出した21人の先駆者によるチーム運営・全社改革などの事例も紹介されているので、自社の抱える課題ごとに何をすべきかというアプローチのヒントが見つかります。
表面上の意見吸い上げやトップダウン方式ではない、真に機能的な組織のあり方を模索している方、社員のモチベーション・生産性が上がらないと悩める経営者にとって、渡りに船の良著です。

全員経営者マインドセット/著者:吉田行宏

個人のマインドが組織力を作り上げる

「あなたの会社に社長は何名いますか?」という衝撃的な文句で始まる本書は、ガリバーインターナショナルにおいて株式公開や500店出店などを手がけた組織戦略のエキスパート吉田行宏氏による人材育成の指南書です。

社員一人ひとりが経営者マインドをもち、「Mind×Skillマトリクス」を用いてそれぞれの現在地を把握するという手法が、強力な組織力の源であると著者は説きます。個人の有するマインドとスキルを表に落とし込み、組織のあるべき姿に対する自身の現在地を可視化することの重要性を、徹底して解説しています。マネージャー層の意識を変える1冊です。

最高の組織──
全員の才能を極大化する/著者:大賀康史

成長し続ける、最高の組織とは

10分で読める本の要約サイトflier(フライヤー)の創業者である大賀康史氏が記すのは、新時代に成長し続ける会社組織のあり方です。年功序列、終身雇用が崩壊し、出世レースや残業を美徳とする文化の衰退が進む時代においては、もはや伝統的な組織運営では生き残ることが困難になりました。

「人生の目的を会社の利益に貢献することにしてはならない」という一文に集約されるように、著者はフライヤーでの採用時にスキルやポテンシャルよりも「カルチャーフィット」、つまり企業風土にあう人材かどうかを最重視するのだと言います。

さらに驚くべきは、「お互いの生き方や理想を理解し合い信頼し合う」というサークル活動がこれからの企業のあるべき姿だとも述べていることです。本書は「最高の組織とは何だろうか」という問いに対する、新世代経営者の回答といえます。

自分の頭で考えて動く部下の育て方
上司1年生の教科書/著者:篠原信

息の詰まる育成指南書に疲れた方へ!肩の力を抜いて部下を育てる方法

農林水産省10大トピックスを受賞したこともある国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」上級研究員の著者による育成本です。本書が他に類をみないのは、著者自身が「私はズボラで穴だらけだ」と冒頭で明かしていること。そしてそんな著者のもとには「指示待ち人間」が一人もいないというのです。
本の中で著者は、なぜ自分の部下たちは自ら考え動くようになり、放っておいても育っていくのかを考察しています。これまでいろいろな方法を試したけれど思うように育成できなかったという管理職の方にこそオススメの、リラックスしながら読める育成指南書です。

ダメ社員が草野球を始めたら、なぜか仕事で評価された<草野球&ビジネス小説>ストーリーでわかるリーダーシップ・組織づくり・人材育成 草野球にはビジネスに生かせるヒントがいっぱい詰まってます!/著者:高橋 晶、三国 大吾

https://www.amazon.co.jp/dp/4774517038/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_TCaUCbAFGSRR9

本書で描かれるのは、仕事のできないダメ社員が、ひょんなことから草野球を始めたことで仕事上の成果を挙げ、評価されて周りを巻き込みつつ組織を変えてゆくというサクセスストーリー。実は草野球には、ビジネスシーンで成功するヒントがたくさん詰まっていたのです。

草野球においても会社組織においても、より多くの成果を挙げるためには、組織・個人の成長や管理職・監督のアプローチが欠かせません。そして本書に込められたメッセージは「楽しんで、勝つ」。仕事への向き合い方に新たな気づきをくれる物語です。

まとめ

人材育成や組織開発に関する書籍を選ぶ際には、まず自社の課題を明確にすることが重要です。課題が分かれば組織が今後学ぶべき知識も見えてきます。目的に即した書籍を選び、時間やコストを有意義に使いましょう。

今回紹介した書籍は、いずれも最先端のノウハウやビジョンが詰まった名著です。採用から若手育成・組織開発まで、集団と人に関するあらゆる知識が網羅されていますので、人材育成に関心がある方は一読してみてはいかがでしょうか。


今回紹介した書籍は、いずれも最先端のノウハウやビジョンが詰まった名著です。採用から若手育成・組織開発まで、集団と人に関するあらゆる知識が網羅されていますので、人材育成に関心がある方は一読してみてはいかがでしょうか。

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