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SNS時代のアルバイト教育。リスクと効率的な方法をご紹介!

研修
2020.12.04
和田 薫帆


※画像はイメージです

アルバイトがすぐ辞めてしまう。教育がうまく進まない。このような課題に頭を悩ませている教育担当者は少なくありません。優れたアルバイトスタッフの育成や定着率改善は、組織の成長に欠かせません。

そこで本記事では、アルバイト教育を改善するメリット、アルバイトがすぐに辞めてしまう理由、さらに効果的なアルバイト教育の方法について解説します。

アルバイト教育を改善するメリット


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アルバイト教育を改善することが、店舗運営にどれほどの影響を与えるのでしょうか。

アルバイト定着率アップ

アルバイト教育がうまくいけば、スタッフの離職を防ぐことにつながります。優秀な人材の確保が困難な時代のなかで、スタッフの定着率は店舗運営の鍵を握る要素です。企業が安定して利益を出すためには、経験値の高いアルバイトによる質の高いサービスが求められます。

アルバイト教育における課題を見直し改善し続けることは、離職防止や長期雇用を実現するために不可欠です。

1人あたりの生産性が上がる

計画的な育成を施すと、アルバイトひとりひとりの生産性が上がります。みずから考え、判断に迷わない優秀なアルバイトが提供する製品・サービスは結果として顧客満足を生み出し、リピーターの獲得や口コミによる店舗評価の向上へとつながるのです。
また、1人あたりの労働生産性はコスト削減、利益アップに直結します。スタッフ1人が生み出す付加価値の最大化も、アルバイト教育の目的のひとつです。

お店に「ノウハウ」と「経験」が蓄積される

アルバイトが辞めないお店には、必然的にノウハウや経験が蓄積されます。さまざまな局面を知るスタッフとそのスタッフがもつ情報は、業務改善に役立つ店舗の財産です。逆にアルバイトが定着しないお店にはノウハウは貯まりません。

アルバイトが辞めないお店づくりとともに、スタッフ定着のノウハウ、知識を店舗全体で共有できる仕組みも重要です。

教育コストの削減

アルバイト教育の効果を高めることで、人材育成コストの削減も期待できます。1人で2人分の働きをするスタッフが育てば、その分人件費削減になります。また、ツールを活用するなどして新人教育を工夫すれば、高コストの研修やマンツーマンの指導が不要になる可能性もあります。
アルバイト教育の改善は、コスト削減を図るためにも重要なものなのです。

アルバイトがすぐに辞めてしまう理由

アルバイトを採用してもすぐに辞めてしまうお店は、以下のいずれかに該当する可能性があります。ここではアルバイトがすぐに辞めてしまう主な原因について解説します。

仕事が覚えられない

仕事が覚えられなければ当然楽しいはずもなく、お店で働くこと自体がストレスになってしまいます。よりよい環境を求めて他のバイトを探す選択をする人も出てくるでしょう。
マネジメントの立場から見た場合に大切なことは、仕事を覚えられない原因を「本人の意欲が足りないからだ」と捉えるのではなく、「教え方に問題があるからだ」と考えて改善点を見出すことです。すべきことが分からずに混乱しているスタッフは「うまく動けるように教わっていない」と感じているかもしれません。

成長を感じられない

仕事を通して自身の成長を感じられないこともまた、離職理由になり得ます。ある程度のオペレーションを覚えたらあとはこなすだけというスタイルで仕事に臨むスタッフには、自発的な仕事を期待できません。アルバイトのモチベーションが下がってしまうのは、理念の共有や目標設定がうまく機能していないためです。

また、実際は成長しているのにも関わらず本人が実感できていないケースもあります。適切な評価やスキルの可視化がなければ、成長への意欲や実感は生まれません。

仕事へのやりがいを感じられない

やりがいを感じられずに辞めてしまうケースも少なくありません。多くの業務を任せられる人材であるほど、失うダメージは大きくなります。たとえ短期的な育成に成功しても、従業員が情熱を持ち続けてくれるとは限りません。長期的に仕事へのやりがいがもてるような環境が必要です。

「内的動機」に訴えることがポイント

ここまで3つの離職理由について説明してきましたが、アルバイトがすぐに辞めてしまう原因を端的に表すと「内的な動機づけができていない」ではないでしょうか。多くの人にとって、アルバイトをするのは「外的動機づけ」によるものです。
動機づけとは「なぜ働くのか」という理由であり、外的動機づけとは「お金のため」に「仕方なく」アルバイトをしているという状態をいいます。

長く働いてもらうためには、マネージャーが外的動機である「働く理由」を、内的なものに変換してあげなければなりません。
内的動機とは「この店で働くことが楽しい」「よりよいお店にしたいと」という内なる情熱のことであり、店舗とアルバイトとの間に経済的な結びつき以外の信頼関係が構築できている状態です。内的動機づけができていれば、向上心を高く保ち、仕事に誇りをもつことができます。これこそが店舗にとっての理想的なアルバイトです。

では、そのような状態を作るにはどのような方法があるのでしょうか。

アルバイト教育を効率的に進める方法


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続いてここからは、アルバイト教育を効率的に進めるための5つの方法をご紹介します。

スキルチェックシートを作成する

仕事が覚えられないと感じているスタッフには、「何を覚えるべきなのか」を明確にする必要があります。その時に役立つのがチェックシートです。業務上必要なスキルや知識をリスト化し、できるようになった項目にチェックを入れると、アルバイトにとっては成長の実感や自分がおこなうべき業務の把握につながります。またマネージャーにとっては、スタッフごとに何ができるのかの把握や評価の基準として活用できます。

チェックシートは紙やエクセル、スプレッドシートで作成して定期的に更新して使います。使用の際は、自社にあった媒体を選択しましょう。

評価・報酬システムを可視化する

評価システムを明確化することも大切です。自分の仕事がどのように評価されるのか、どうすれば報酬が上がるのかを知っていれば、モチベーション向上につながり成長意欲も芽生えます。上記のチェックシートと組み合わせることで、より柔軟なシステムが構築可能です。

アルバイトの能力や個性をマネージャーが把握する

アルバイトの能力や個性を経営サイドで把握できている組織は、人事異動や昇給の際にスムーズな組織変更ができます。「誰が何をできるのか」を知っておけば、適材適所な人材配置が可能になるのです。
このように、従業員ひとりひとりに寄り添った人材管理を「タレントマネジメント」と呼びますが、これは正社員に限らずアルバイト教育にも活用できる概念といえます。

リンク:人材管理・育成ツールおすすめ4選!選び方やメリット、機能をご紹介

教育をマニュアル化する

教育内容のマニュアル化も効果的です。マニュアルはスキルの均質化や新人スタッフの即戦力化を後押しします。
業務マニュアルを作るには、まず業務をフローチャートで表し、フローチャートからマニュアル化すべき作業を抜粋します。この際には電話応対、接客対応、会計対応など、作業単位ごとに作成するのがポイントです。

リンク:フローチャートの書き方と5つのポイント、手順を解説【作成事例付】

作成したマニュアルは組織内で共有し、業務内容の変更に合わせて都度アップデートすることで効果的に運用できます。

リンク:電子マニュアルとは?主な種類と紙と比べたメリット・デメリット
リンク:動画マニュアルは効果的?導入のメリット・デメリットを解説

ツール活用でアルバイト教育の課題を解決!

アルバイト教育の課題は、オンラインサービス・ツールを活用することで一気に解決できる可能性があります。ここではアルバイト教育に役立つツールとして「shouin」をご紹介します。

動画マニュアルに特化した育成サービス「shouin」

shouinはトレーニング動画に特化した人材育成サービスです。オンライン環境とスマホなどのデバイスがあれば、すぐに導入できます。
トレーニング動画は3ステップで簡単に作成可能であり、一度に多くのアルバイトが閲覧できます。メンタースタッフの確保が不要になるため人件費削減が期待できるほか、スキルの均質化にも役立つサービスです。

動画教育+スキルシート+分析機能を兼ね揃えたサービス

反復学習が可能なshouinは、苦手な箇所を個々に克服することもできるため、アルバイトの即戦力化を効率よく推進できます。アルバイトのモチベーションにつながるスキルチェックシートや分析機能など、豊富なオプションも魅力的です。

導入したことでアルバイトの育成コスト削減に成功した企業もあります。詳しくは導入事例集をご覧ください。

リンク:導入事例集

まとめ

アルバイト教育を改善すると、アルバイトの離職を防止し、1人あたりの生産性アップが期待できます。また店舗にノウハウが蓄積することや、教育コストの削減も大きなメリットです。

アルバイトがすぐに辞めてしまうのは、内的動機づけができていないからです。内的動機づけを促し教育の課題を解決するためには、スキルチェックシートの活用、可視化された評価システム、タレントマネジメント、教育内容のマニュアル化などの方法があります。

ツールを活用することで、このような課題が一挙に解消される可能性があります。この機会にアルバイト教育の改善を考えてみてはいかがでしょうか。

「shouin」のさまざまな機能をもっと知りたくなった方はこちら からお問い合わせください

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著者
和田 薫帆
新卒で保育園栄養士として従事後、ピーシーフェーズ株式会社へ入社。 現在はインサイドセールスとして、顧客のナーチャリング施策やインバウンド架電、セミナー運営を中心に従事。

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