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店長研修とは?多店舗展開企業が押さえるべき目的・内容・進め方を解説

研修 ノウハウ
2025.08.13
『shouin+ブログ』マーケティング担当

多店舗を展開する企業において、店長の役割は非常に重要です。企業の成長、利益獲得、優秀な従業員の確保……それらの実現には各店長の高い能力が欠かせません。

そのような優秀な人材を育てるために行われるのが「店長研修」です。本記事では、研修の主な内容やカリキュラムの具体例、実施する流れなど、店長研修の企画・実行に役立つ情報をご紹介しています。効果的に行うポイントなども解説していますので、研修担当者になった方、店長の育成にお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

 

店長研修とは

店長研修とは、店舗型ビジネスにおける店舗の責任者、トップを育てるための研修のこと。現在店長職に就いている従業員やこれから店長になる従業員の成長促進、店長候補の育成を目的として行われる教育のことです。

店長の役割は、売上管理やスタッフ育成、業務マネジメントを含む店舗の運営および管理です。店舗ビジョンを策定し、チームを導くという「リーダー」の役目も担っています。

重要な役割を担う店長には、幅広いスキルと知識の習得が求められます。店舗の業績は店長の能力によって決まると言っても過言ではありません。

そして、店舗の利益は企業の利益に直結することから、店長研修は業種問わず重要な教育システムとされています。

 

店長研修の目的

店長研修の主な目的は、店長の育成です。しかし、それ以外にもさまざまな狙いがあります。

具体的にどのような理由で行われるのか、以下の5つの目的について見ていきましょう。

店長研修の目的

目的1.スキル・知識を習得するため

店長の役割と責任を果たすには、さまざまなスキル・知識が必要です。失敗を通じて成長するとはいえ、スキル不足による売上げの低下やトラブルの発生を見過ごすわけにはいきません。店長本人も、スキルや知識が無いままでは不安になるでしょう。

そのため、店長研修を行う必要があるのです。就任前に学習しておくことで、より早く店長として活躍できるようになります。就任後の失敗のリスクも減らせるでしょう。

ベテランの店長も、研修に参加することでさらなる成長が期待できます。店舗の運営という重要な役割を担っているからこそ、スキルと知識を身につける研修を実施する必要があるのです。

 

目的2.生産性向上のため

店長研修にてスキルや知識を身につけるのは、店舗および企業の売上げ、生産性を向上させるためです。

例えば、店舗の業績を上げるためには、売上げや客単価、リピート率を上げる方法を学ぶ必要があります。マネジメントスキルやチームビルディングについて学習すれば、協力して効率よく業務を遂行できるチームを築けるでしょう。人材育成スキルを高めれば、店舗スタッフが行う業務の質が上がり、売上向上に繋がります。

企業の生産性を高める施策には、業務の効率化やサービスクオリティの向上などが挙げられますが、それらを実行するのは従業員です。そして、従業員がミッションをこなすよう指揮を執り、導く役目を担うのが店長です。

店長の能力と働きは企業の生産性に大きく影響することから、研修を実施する必要があると言えます。

 

目的3.店長としてのマインドを育てるため

店長は、役職のない従業員とは仕事内容も責任も異なります。「チームを管理し、導く存在である」ということを理解していなければ、店長としての職務を果たすことができません。

そのため、研修を実施してマインドを育てる必要があるのです。特にリーダー未経験の人は、自分が何をすべきか右も左もわからない状態です。何も知らないまま店長になると、心身ともに負担がかかります。

また、マインドが育っていない店長は無責任な行動をとる可能性があります。スタッフや顧客との間でトラブルが起きる恐れがあるため、事前に研修で「心構え」を学んでおくべきと考えられます。

 

目的4.精神的負担を軽減するため

店長の悩みや不安が尽きることはありません。日々、店舗で起きる様々な問題に対処し、売上げを上げるために取り組み続けるのは大変なことです。

店長研修は、そのような店長の不安を解消する場でもあります。知識・スキルを身につけることで、問題や課題が解消され、精神的負担が軽減されるでしょう。

また、ほかの受講者や講師との会話で、悩みの解決に繋がるヒントを得ることもあります。「同じ悩みを抱えている人がいる」「相談できる場所がある」という安心感も得られます。

責任感が強い人こそ悩みを抱え込みやすいため、コミュニティを広げる機会として研修を実施すると良いでしょう。

 

目的5.自己成長を促すため

優秀な店長とは、自ら成長し続けられる人です。しかし、自分の課題に自ら気づくのは簡単ではありません。経験が長い人こそ「自分のやり方に間違いはない」と思うでしょう。

店長研修には、そのような思い込みを無くす狙いもあります。業務から離れて自分を客観視することで、課題に気づけるのです。ほかの受講者の意見を聞いたり、新たな知識を得たりすることで自分の間違いに気づくこともあります。

自主的な課題の発見は、自己成長を促します。マンネリ化によるモチベーションの低下を防ぐ効果も期待できるため、ベテランの店長にも研修に参加してもらうべきと言えるでしょう。

 

店長に求められるスキル

店長の仕事を全うするには、幅広いスキルが必要です。具体的にどのようなスキルの習得が求められるのか、研修で何を習得してもらうべきか、以下の主な4つのスキルについて見ていきましょう。

店長に求められるスキル

1.店舗運営・マネジメントスキル

店舗運営は、店長の最も重要な任務のひとつです。そのため、店舗運営やマネジメントのスキル・知識の習得は必要不可欠と言えます。

具体的には、以下のようなスキルを身につけると良いとされています。

  • 売上管理:数字の知識、売上げ目標の管理、損益分析スキルなど
  • 在庫管理:仕入れ管理、商品の管理、在庫データの管理など
  • 労務:従業員の労働時間の管理、給与や休暇の管理など
  • 人材マネジメント:従業員の採用、育成管理、人事評価など

また、これらのスキルを活用するためには、「ロジカルシンキングスキル」「コミュニケーションスキル」などが必要です。

ロジカルシンキングは、売上げが伸び悩んでいるときや、クレームが発生した際、原因と解決策を迅速かつ的確に判断するためのスキルです。コミュニケーションスキルは、あらゆる店長業務の円滑化に役立ちます。

店舗運営・マネジメントについて学ぶ際は、これらのスキルも共に身につけると良いでしょう。

2.リーダーシップスキル

店長はマネージャーであり、同時にリーダーでもあります。チームをまとめて導くため、リーダーシップスキルも必要です。

具体的には、以下のようなスキルのことを言います。

  • 店が向かうべき方向、ビジョンを示す
  • ビジョンをスタッフに伝えてモチベーションを高める
  • ビジョン達成までのプロセスを描く
  • 問題が発生したら軌道修正し、ゴールへと導く

コミュニケーションスキルやロジカルシンキングスキルは、リーダーシップを発揮する上でも欠かせません。そのほか、ビジョン形成スキルの習得も必要と考えられます。

リーダーとマネージャーの役割は異なりますが、店舗型ビジネスでは、その両方を店長に任せることが多いです。よって、店長研修ではマネジメントスキルとリーダーシップスキル、双方の習得を促す必要があるでしょう。

 

3.人材育成スキル

店舗スタッフの育成も、店長の重要な業務のひとつです。新人育成はほかのスタッフに任せるとしても、その教育担当者を育てるのは店長です。副店長やチームリーダーの育成や、店舗の人材育成システムの管理などといったミッションもあります。

そのため、人材育成スキルについても研修にて教育する必要があると言えます。ティーチング、コーチングスキルのほか、評価・目標管理スキルもスタッフ育成に必要です。

また、スタッフとの信頼関係構築のため、コミュニケーションスキル、コンプライアンスの知識、心理的安全性の知識なども身につけると良いでしょう。

 

4.業務に関するスキル

店長は店舗スタッフの一歩後ろに立ち、全体見て指揮を取ることが求められます。しかし、サポートすることだけが仕事ではありません。ほかのスタッフと共に、表で業務に取り組むシーンも多々あります。

よって、業務に関する知識も習得する必要があると考えられます。例えば、小売業の場合は売り場づくりのスキルや接客スキルが、飲食店の場合は調理スキル、クレーム対応スキルなどが必要です。

スタッフを指導する立場という観点でも、店長には業務に関する高いスキルの習得が求められると言えるでしょう。

 

店長研修の主な内容

店長研修の実施を任された際、どのようなカリキュラムを組めば良いか悩むこともあるでしょう。

そこでここからは、店長研修の主な内容をご紹介します。業種問わず取り入れられる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

店長研修の主な内容

①マインド育成

店長未経験の人、店長候補に挙げられた人に向けての研修では、「店長として、どうあるべきか」というマインドについての学習が行われます。店長がスタッフに与える影響力、店長に求められること、店長としての役割や仕事など、基本の心構えを学んではじめてスタートラインに立てます。

マインド育成の研修では、知識を与えるだけでなく自分で考えさせることも重要です。どのような人物になりたいか理想像を自ら描くことが、店長に欠かせない自主性・主体性を育むでしょう。

 

②売上管理

売上げを伸ばすという店長の任務を果たすには、数字に関する知識が必要です。利益や損益、経費、原価、前月・前年比などといった基礎知識のほか、それらを読み解く方法なども学びます。

また、売上目標の立て方や分析の方法、販売計画の立て方など、数字の扱い方に関する学習も必要です。数字の意味を知っているだけでは売上げを管理することはできないため、活用方法も研修で教育すると良いでしょう。

 

③店舗マネジメント

店長業務の遂行に必要なスキルを身につけるため、店舗マネジメントについても研修にて教育します。日々、店舗を運営する上で必要な知識とは、例えば以下のような内容を指します。

  • 適切な業務配分、割り振り
  • チームの能力を最大限に引き出す方法
  • 業務の効率化
  • スタッフのエンゲージメントを高める方法
  • 事務作業などの店長業務 など

店長に求められるのは経営を維持することではなく、店舗を成長させること、発展させることです。そのため、店長研修では運営の管理方法に加え、先導者としてチームを引っ張っていく方法についても取り上げる必要があるでしょう。

 

④スタッフ育成

成長し続けるチームを構築するため、店長研修ではスタッフ育成に関する教育も行います。具体的には以下のような内容です。

  • 教育担当者の育成、サポート方法
  • 新人およびスタッフへの教育
  • スタッフの成長を促すマネジメント方法
  • 人事評価、目標管理 など

また、スタッフ育成を円滑に進めるための知識として、心理的安全性やエンゲージメントについて学ぶ機会も必要だと考えられます。実践に活かせるよう、知識のインプットと演習を上手く織り交ぜながらスキルの習得を促しましょう。

 

⑤スキルアップ

環境の変化に適応するため、継続的に成長することが求められる現代。企業が成長し続けるため、店も店長も成長し続けなければなりません。

よって、実績に関係なくスキルアップの研修も必要だと言えます。

  • コミュニケーションスキル
  • ロジカルシンキングスキル
  • コンプライアンス
  • 業務に関する専門スキル

上記は、特に継続的に高めるべき重要なスキルです。必要なスキルは業種・時代によって変わるため、そのときの目的と状況に合わせてカリキュラムを決めましょう。

 

【業種別】店長研修のカリキュラム例

店長の仕事は業種ごとに異なります。店長研修の内容もそれに合わせて変える必要があります。

ここでは3つの業種のカリキュラム例をご紹介しますので、どのように設計すれば良いか迷った方は、ぜひ参考にしてみてください。

業種1.小売業

小売店の店長は、基礎知識に加え、売り場づくりの知識も身につける必要があります。また、コストのムダを防止するため、仕入れや在庫管理について学ぶ機会も設けると良いでしょう。

規模の大きい店舗や接客を積極的に行う店舗など、従業員の雇用人数が多い場合は、業務マネジメント、スタッフ管理・育成スキルの習得も強く求められます。それらを意識してカリキュラムを設計しましょう。

研修テーマ 主な内容 主な教育手法
マインド育成

・店長の役割、責任

・店長の理想像

・講義

・グループディスカッション

売上管理/

売り場づくり

・数字の基礎知識

・販売計画の立て方

・売り場づくりの基礎

・売上げアップに繋がる陳列のポイント

・講義

・グループディスカッション

・eラーニング

在庫管理

・適正在庫の計算方法

・仕入れにおける注意点とポイント

・在庫管理の仕組みづくり

・講義

・eラーニング

業務マネジメント

・スタッフの配置

・業務配分のポイント

・シフト管理

・業務効率化の重要性と方法

・講義

・グループディスカッション

スタッフ育成

・教育担当者の育成方法

・新人教育

・スタッフの成長を促す仕組みづくり

・コミュニケーションスキルの習得

・グループディスカッション

・ロールプレイ

・講義

業種2.飲食業

飲食業も、業務遂行に多くの従業員を必要とする業種です。そのため、店長研修では業務マネジメントやスタッフ育成を重点的に教育することが推奨されます。

また、利益減少を防止するため、在庫、仕入れ、人件費の管理などの知識も必要です。限られた時間で効率よく成長できるよう、優先順位をつけてカリキュラムを組みましょう。

研修テーマ

主な内容

主な教育手法

売上管理

・数字の基礎知識

・売上げデータの分析、計算方法

・経営戦略の立て方

・講義

・グループディスカッション

仕入れ・在庫管理

・コストマネジメント

・仕入れ予測の立て方

・在庫管理システムの使用方法

・講義

・eラーニング

業務マネジメント

・業務効率化の重要性と方法

・人件費とシフトの管理

・人員配置

・マニュアル作成、活用方法

・講義

・eラーニング

スタッフ育成

・新人教育の仕組み化

・教育担当者の育成

・OJT(On the Job Training)の実施方法、指導方法

・講義

・ロールプレイ

・グループディスカッション

顧客・クレーム対応

・クレーム対応の基本

・顧客、クレーム対応の指導方法

・イレギュラーへの対応

・顧客対応における店長の権限

・講義

・ロールプレイ

・グループディスカッション

業種3.サービス業

美容院やエステティックサロンなどのサービス業は、提供するサービスの質、そして顧客満足度が売上げ向上のカギとなります。リピート率を高める方法、顧客満足度を高める方法など、業態に適した売上拡大のポイントを重点的に教育しましょう。

サービスクオリティを高めるため、専門知識の習得と、それをスタッフに伝える技術も必要です。演習を交えながら、実践に活きるカリキュラムを用意しましょう。

研修テーマ

主な内容

主な教育手法

店舗運営

ビジョン形成

・店舗運営の基礎

・売上げデータの分析方法

・店舗ビジョンの形成

・講義

・グループディスカッション

スタッフ育成

目標管理・評価

・メンター育成

・新人教育

・教育体制の整備

・講義

・ロールプレイ

・グループディスカッション

売上拡大

顧客満足度

・リピート率を高める方法

・顧客満足度とサービスクオリティの関係性

・従業員満足度の重要性

・顧客管理

・講義

・グループディスカッション

・オンライン研修

専門スキル・知識

・最新の専門知識、スキル

・技術向上のための仕組みづくり

・講義

・ロールプレイ

・eラーニング

 

店長研修実施の流れ

効果的な店長研修を実現するためには計画性が重要です。いつ、誰が、何を準備すべきか把握するため、流れを確認しておきましょう。

店長研修実施の流れ

 

①企画

企業にとって効果的な店長研修を行うため、はじめに目的を明確にします。何のために育成するのか、どのような店長を育てたいのか定めましょう。

また、企画の段階で推進チームを発足します。人事部が中心となって取り組むことが多いですが、店長経験のある人にも参加してもらうのがおすすめです。研修受講者に近い立場の意見を取り入れることで、「店長にとって有益な研修」をデザインできます。

 

②調査

次に、現状の調査を行います。過去に行われた店長研修の課題や、受講者の不満・意見、いまある店長の悩みなどを把握することで、研修の方向性が定まります。

研修の目的と現状、ニーズを比較し、どのような教育を行うべきか見極めましょう。

 

③設計

研修の方向性が定まったら、設計の段階に入ります。具体的には以下のようなことを行います。

店長研修の設計の流れ

ここでのポイントは、アフターフォローのデザインです。研修に費やす時間と費用を無駄にしないため、「どうすれば学んだことを実践でいかせるか」「学んだことを業務に活用するためにはどのようなサポートが必要か」「どのように効果をチェックするか」を事前に考えておきましょう。

 

④共有

準備が整ったら、受講者および関係者に情報を共有します。学習効果およびモチベーション向上のため、研修の目的とメリットを伝えましょう。

 

⑤実行と振り返り

研修実施後、最後に振り返りを行います。狙った効果が得られたか、研修で学んだことが業務に活かされているかモニタリングし、必要に応じてサポートを行いましょう。

企画側の調査結果だけで判断するのではなく、受講者の意見も取り入れることが大切です。アンケートやミーティングを行い、次回への改善に活かしましょう。

 

店長研修を効果的に実施するポイント

限られた時間で効果的に研修を実施するには、どうすれば良いのでしょうか。主な3つのポイントについて解説していきます。

店長研修を効果的に実施するポイント

 

ポイント1.目的の明確化

店長研修の内容は、業種や受講者の状況、企業の状況によって変わります。どれほど効果的と謳われる研修を実施しても、受講者にとって有益なスキル・知識が得られなければ意味がありません。

そのため、目的を明確にすることが大切です。現在、店長職に就いている人のスキルを高めたいのか、それとも店長候補者を育成したいのか。店舗の売上げを上げたいのか、従業員の離職を防ぎたいのか。目的を明確にすることで「優先すべき教育」を見極められます。

経営陣、人事部、店長クラスの従業員と連携をとり、研修に何を求めるのか考えましょう。

 

ポイント2.アウトプットによる学習効果の向上

研修で学んだことがきちんと身についていなければ、時間と費用をムダに費やしたことになります。そのため、スキル・知識の定着を図る工夫が必要です。

アウトプットは有効な手段のひとつです。学んだことを人に話したり、復習したりする機会を設けることで、研修内容への理解を深めることができます。

また、アウトプットによって不明点に気づく可能性もあります。理解度チェックテストやミーティング、ディスカッションなど、学習が本当に身についているかチェックする場を設けましょう。

 

ポイント3.eラーニング活用による効率化

研修参加によって業務に支障が出ると、受講者の参加意欲が低下します。業務のことが気がかりで研修内容が頭に入らない、といったことにもなり兼ねません。

そのため、店長研修を効率よく行うための工夫が必要です。オンライン研修やeラーニングは、効率化に役立つ手法として評価されています。

特にeラーニングは、場所や時間に縛られず、都合の良いタイミングで学べて便利です。何度もコンテンツを見返して理解を深められるというメリットもあります。

理解度チェックテストやコミュニケーションツールなどと連携させて、アウトプットに活用することも可能です。受講者だけでなく、研修担当者や講師の負担軽減にも繋がります。

効率化できる部分は効率化し、重点的に教えたいテーマに時間をまわすといったメリハリをつけることが、効果的な研修を実施するポイントです。

 

まとめ

店長研修は、リーダーとしての基盤を固めるための第一歩です。店長の能力向上は、企業はもちろん、顧客や店舗スタッフにとってもポジティブな効果をもたらします。

学習量が多く、受講者は時間にゆとりがない。身につけてもらうべきスキルがシチュエーションによって変わるなど、店長研修の実施は一筋縄でいかないものです。悩んだ際は本記事を参考に、改めて現状を見つめ直すことから始めてみましょう。

著者
『shouin+ブログ』マーケティング担当
人材育成クラウドサービス「shouin+」のマーケティング担当です。人材育成のお役立ち情報やトレンドをはじめ、企業の人事・研修担当の方向けに社内教育や研修のノウハウを発信しています。

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