ポータブルスキルとは、直訳すると「持ち運び可能なスキル」という意味になります。職場が変わっても通用する普遍的な能力のことで、コミュニケーション能力や問題解決能力など、ビジネスパーソンにとって基礎的なスキルだといえるでしょう。
本記事ではポータブルスキルとは何か、そしてポータブルスキルを構成する9つの要素とその具体例について、さらにポータブルスキルの鍛え方についてもくわしく解説します。
「ポータブルスキル」という言葉を聞くのが初めてという方も少なくないと思いますので、ぜひ本記事を読んでポータブルスキルの有用性を知り、社員の成長に役立ててください。
厚生労働省によると、ポータブルスキルとは以下と定義されています。
職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル
引用:厚生労働省「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」
ポータブルスキルは仕事をする上で重要となるスキルではあるものの、専門性のあるものではなく、どのような環境でも活かすことのできる柔軟な能力のことを指します
たとえば弁護士の資格はポータブルスキルではありませんが、わかりやすいプレゼンテーションをする能力はポータブルスキルといえるでしょう。
また、厚生労働省ではポータブルスキルをキャリアチェンジやキャリア形成に役立てることを推奨していますが、ポータブルスキルは自分が現在在籍している職場でも役立つものです。
社員のポータブルスキルを鍛えることによって、企業の抱えている課題を解決する力が高まったり、社内のコミュニケーションが円滑になったりとさまざまなメリットがあります。また、それぞれの社員がどのようなポータブルスキルを得意としているかを可視化できれば、社内でのキャリア形成にも役立てることができるでしょう。
このように、企業にとっても社員のポータブルスキルを可視化し鍛えることは有用なのです。
ポータブルスキルという言葉がある一方で、対極に位置するのが「アンポータブルスキル」です。こちらは「持ち運びができないスキル」のことを指します。
たとえば社内独自のシステムを扱うスキルや、独自文化のもとでしか通用しないコミュニケーションスキルなどがアンポータブルスキルに該当します。反対に、医師や弁護士などの資格や語学力など他社でも通用する専門的な能力は、アンポータブルスキルには該当しません。
このように「アンポータブルスキル」は、一般的に汎用性が低いためネガティブな意味合いで使われることが多いスキルですが、だからといって疎かにして良いスキルというものでもありません。社内文化に精通しながら企業独自のシステムや機械を扱うスキルは、社内の人間として自身の価値を高めるために有効な手段となるでしょう。
そのため、ポータブルスキルと同様にアンポータブルスキルも同様に磨いていくことが大切です。
ポータブルスキルが重要視される理由には、時代的な背景があります。
終身雇用制度が実質的に崩壊し転職が一般化したことや、コロナ禍や自然災害などにより企業の先行きが不透明になったことも理由の一端です。
ここからは、ポータブルスキルが重要視される3つの理由について解説します。
1つ目の理由は雇用体制の変化です。現在では終身雇用制度が崩壊し、新卒で採用された会社に定年まで勤めるということが一般的ではなくなりました。個人にとっては転職が一般化し、企業にとっては中途採用の機会が増えたといえます。
実際に厚生労働省が実施した調査によると、従来より中小企業では総じて転職入職率が高い水準で推移しています。加えて、近年では従業員数1,000人以上の大企業でも転職入職率が上昇傾向にあります。
引用:厚生労働省「第2節 日本的雇用システムと今後の課題」
そのため、特定の企業内でのみ通用するアンポータブルスキルだけではなく、「転職力」とも称されるポータブルスキルの重要度が高まっているのです。
またポータブルスキルを持つ人材は、中途採用市場においては即戦力と期待されるのが強みです。雇用が不安定な現在、ポータブルスキルは自身を守るためにも、ビジネスパーソンが身につけるべきスキルといえるでしょう。
2つ目の理由は、ビジネス環境の急速な変化です。現在はVUCAの時代と言われるほど、企業を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。
VUCAとは「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:あいまい性」の頭文字を取った造語であり、コロナ禍に代表されるように、ある日突然それまでの常識が通用しなくなる可能性があることを意味します。
また、自然災害により予測しなかった問題に直面する可能性もあるでしょう。テクノロジーの進歩により、既存の知識や技術が役に立たなくなる可能性も否めません。
しかし、こうした予測不可能な環境変化が起きた場合にも、ポータブルスキルがあれば変化に柔軟に対応することができ、危機を乗り越えられる可能性が高まるのです。
どのような大企業であっても「安泰」とはいえなくなった現代において、ポータブルスキルは企業を存続させるために欠かせない能力といえるでしょう。
3つ目の理由は、キャリアの選択肢拡大です。ポータブルスキルは汎用的なスキルであるため、業種や職種を問わずどこでも活躍できる可能性が高まり、社内・社外問わずキャリア形成の幅が広がります。
たとえば、コミュニケーション能力が高い人は、マーケティング、セールス、カスタマーサポート、プロジェクトマネジメントなど、さまざまな職種で活躍が期待できるでしょう。
また、チームをまとめ、プロジェクトを成功に導くためのリーダーシップは、昇進やキャリアアップの機会を増やすために有効なスキルと考えられます。
このように、ポータブルスキルを身につけることでキャリアの選択肢が拡大するのです。
ポータブルスキルには「仕事のし方(対課題)」と「人との関わり方(対人)」において、9つの要素があります。
引用:厚生労働省「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」
それぞれについて、具体的に内容を見ていきましょう。
「仕事のし方」は、仕事における前工程から後工程のどこが得意かをみたスキルをあらわし、5つの要素に分類されます。それぞれ見ていきましょう。
「現状の把握」は、取り組むべき課題やテーマを設定するために行う、情報収集やその分析のし方に関するスキルを示しています。たとえば新規事業の立ち上げを例に挙げると、市場ニーズや競合の調査を行う能力が挙げられるでしょう。
「課題の設定」は、事業、商品、組織、仕事の進め方などの取り組むべき課題の設定のし方に関するスキルを示しています。自社の課題を見極め、優先順位をつける力が重要です。
「計画の立案」は、担当業務や課題を遂行するための具体的な計画の立て方に関するスキルを示しています。
目標達成に向けて効率的かつ効果的な手順を考える力が必要とされるでしょう。
「課題の遂行」は、スケジュール管理や各種調整、業務を進めるうえでの障害の排除や高いプレッシャーの乗り越え方に関するスキルを示しています。困難を乗り越えながらも、計画に沿ってプロジェクトを進めていく力が求められるでしょう。
「状況への対応」は、予期せぬ状況への対応や責任の取り方に関するスキルを示しています。臨機応変に状況を判断し、適切な行動を取る能力が求められます。
「人との関わり方」は、マネジメントだけでなく、経営層や、上司、お客様など全方向の対人スキルをあらわし、4つの要素に分類されます。それぞれ見ていきましょう。
「社内対応」は、経営層・上司・関係部署に対する納得感の高いコミュニケーションや支持の獲得のし方に関するスキルを示しています。組織内での円滑な関係構築と協力体制の確立が求められます。
「社外対応」は、顧客・社外パートナー等に対する納得感の高いコミュニケーションや利害調整・合意形成のし方に関するスキルを示しています。外部との良好な関係構築と交渉力が重要となります。
「上司対応」は、上司への報告や課題に対する改善に関する意見の述べ方に関するスキルを示しています。上司の期待に応えたり、適切なタイミングで報連相を行うなどのスキルが求められます。
「部下マネジメント」は、メンバーの動機付けや育成、持ち味を活かした業務の割り当てのし方に関するスキルを示しています。部下のモチベーション向上や能力開発を促進し、チーム全体のパフォーマンスを高める能力が求められます。
ここまでポータブルスキルの9つの要素について細かく見ていきましたが、ここからはさらに具体的な例を挙げ、より理解を深められるように解説をしていきます。
ポータブルスキルには具体的にどのような能力が挙げられるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
1つ目のスキルは洞察力です。これは「現状の把握」に関連するスキルのひとつです。
洞察力とは、表面的な情報から本質や潜在的な問題を見抜く能力のことを指します。たとえば売上が低下している場合、単なる販売戦略の問題と考えるのではなく、顧客ニーズの変化や競合の動向など、根本的な原因を見つけ出すことができるのが洞察力です。
また、洞察力は、データをただ単に収集するだけでなく、それを深く分析し、意味のある結論を導き出す力にもつながります。たとえば顧客フィードバックを分析する際に、単なる数値の増減だけでなく、コメントやトレンドから顧客の潜在的なニーズや不満を読み取ることが可能です。
このようにして、洞察力はビジネス環境における自分や自社の「現状の把握」に役立ちます。
2つ目のスキルは課題解決力です。これは「課題の設定」に関連するスキルのひとつです。
課題解決力とは、問題や課題を発見し、それに対する効果的な解決策を見つけ出す能力を指します。たとえばプロジェクトの遅延が頻発している場合、その原因を特定し、優先的に対処すべき問題を見つけ出すことで、遅延の原因を根本的に解消するのが課題解決力です。
また、課題解決力を発揮することで、従来の方法にとらわれず、新しい視点から問題を解決するための創造的なアプローチを見つけることができます。たとえば顧客の不満が増えている場合、従来の対応方法に加えて、新しいサービスや製品の開発を検討するなど、斬新な解決策を提案することが可能です。
このようにして、課題解決力は自分や自社の「課題の設定」に役立ちます。
3つ目のスキルは計画力です。これは「計画の立案」に関連するスキルのひとつです。
計画力とは、目標達成のために必要なステップを明確にし、実行可能なプランを策定する能力を指します。たとえば年間売上目標を設定し、それを達成するための月次目標や週次目標を詳細に計画し、進捗を管理するのが計画力です。
また、計画力は、プロジェクトやタスクに必要なリソース(人材、時間、予算など)を効果的に配分する能力につながります。たとえば新製品の開発プロジェクトにおいて、必要な人材を適切に配置し、予算を各フェーズに分配することで、無駄なくプロジェクトを進行させることが可能です。
このようにして、計画力は自分や自社の「計画の立案」に役立ちます。
なお、計画力の活用方法として、人材育成計画の立案があります。人材育成計画の立て方については、下記の記事でもくわしく解説しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
■参考記事はこちら
人材育成計画とは?基本の立て方や計画書のテンプレート例を紹介
4つ目のスキルはマネジメント力です。これは「課題の遂行」に関連するスキルのひとつです。
マネジメント力とは、チームやプロジェクトを効果的に運営し、目標を達成するためにリソースを適切に管理する能力を指します。たとえば新製品開発プロジェクトにおいて、各フェーズのタスクを明確にし、担当者と期限を設定して進捗を管理するのがマネジメント力です。
また、マネジメント力は、リスクを予測し、発生した問題に迅速かつ効果的に対応する能力を含みます。たとえばプロジェクトの途中で予想外のトラブルが発生した場合、迅速に対応策を講じて影響を最小限に抑えることが可能です。
このようにして、マネジメント力は自分や自社の「課題の遂行」に役立ちます。
5つ目のスキルはリスクマネジメント力です。これは「状況への対応」に関連するスキルのひとつです。
リスクマネジメント力とは、潜在的なリスクを予測し、それに対する対策を講じることで、組織やプロジェクトの目標達成に貢献する能力を指します。たとえば新しい製品を市場に投入する際、消費者の反応や競合の動向を予測し、潜在的なリスクを洗い出すことができるのがリスクマネジメント力です。
このようにして、リスクマネジメント力は自分や自社の「状況への対応」に役立ちます。
6つ目のスキルはコミュニケーション力です。これは「社内対応」に関連するスキルのひとつです。
コミュニケーション力とは、情報を効果的に伝達し、相手の意図を理解し、円滑な人間関係を築く能力を指します。たとえば部門間での連携が必要なプロジェクトにおいて、各部門のリーダーと定期的に情報共有を行い、スムーズな協力体制を築くことができるのがコミュニケーション力です。
また、コミュニケーション力は、社内で発生する対立や衝突を適切に管理し、解決するためにも役立つスキルです。たとえばチーム内で意見の対立が発生した場合、冷静に状況を分析し、両者の意見を尊重しながら解決策を見い出すことができるでしょう。
このようにして、コミュニケーション力は「社内対応」に役立ちます。
7つ目のスキルは交渉力です。これは「社外対応」に関連するスキルのひとつです。
交渉力とは、相手と自分の利益を考慮しながら、合意に達するための能力を指します。たとえばサプライヤーとの価格交渉において、コストを削減しつつ、サプライヤーにも利益が残るような合意を形成することができるのが交渉力です。
また、交渉力は、対立や意見の不一致が発生した場合にそれを解決し、双方が満足できる解決策を見つけるためにも役立ちます。たとえばクライアントからのクレームがあった場合に、機械的な対応ではなくクレーム内容を受け止め、より満足していただける代替案を提供することで、関係性を維持できる可能性が高まるでしょう。
このようにして、交渉力は「社外対応」に役立つのです。
8つ目のスキルはアサーションスキルです。これは「上司対応」に関連するスキルのひとつです。
アサーションスキルとは、自分の意見や感情を適切かつ率直に表現しつつ、相手の意見や感情も尊重するコミュニケーションの能力を指します。たとえば上司とプロジェクトの進め方について異なる意見を持っている場合、率直に自分の考えを述べ、代替案を提案することで建設的な議論を促進できるのがアサーションスキルの力です。
また、アサーションスキルを持つことで率直で誠実なコミュニケーションを取ることができるため、上司との信頼関係を築きやすくなるというメリットもあります。
このようにして、アサーションスキルは「上司対応」に役立ちます。
9つ目のスキルはリーダーシップです。これは「部下マネジメント」に関連するスキルのひとつです。
リーダーシップとは、チームを導き、目標達成に向けてメンバーの力を引き出し、モチベーションを高める能力を指します。たとえば年度の初めにチームの目標を設定し、その達成に向けた戦略を共有することで、メンバーが自分の役割を明確に理解し、積極的に取り組めるような環境を作るのはリーダーシップの力です。
また、リーダーシップを持つリーダーは、チームメンバーとの信頼関係を築きやすくなる側面もあります。メンバーの意見やフィードバックを積極的に取り入れ、心理的安全性が保たれた透明性のあるコミュニケーションを促進することで、信頼関係を強化することができるのです。
このようにして、リーダーシップは「部下マネジメント」に役立ちます。
なお、リーダーシップスキルの内容や鍛え方については、下記の記事でもくわしく解説しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
■参考記事はこちら
リーダーシップスキルとは?リーダーに求められる8つのスキルや身につける方法を解説!
ここまで、ポータブルスキルの有用性や具体的なスキルについて見てきました。それでは、実際にポータブルスキルを鍛えるにはどのようにしたら良いのでしょうか?
ここからはポータブルスキルの鍛え方について、個人で取り組めることから会社が率先してサポートできることまでくわしく解説をしていきます。
ポータブルスキルを鍛える方法の1つ目は、Off-JTで知識をインプットすることです。
Off-JTの内容としては、研修やセミナーへの参加、eラーニングの活用、書籍からの学習などが考えられます。
また、この中でも特に研修やセミナーを実施する場合には、座学によるインプットに加え、実践的なロールプレイなどを併せて行うことでスキルが身につきやすくなるでしょう。一方で、講師を招く費用や参加者の拘束時間などのコストがネックとなります。
一方でeラーニングでは、導入費用こそかかるものの、受講する社員ひとり一人が自分のペースで学びを進めやすく拘束時間の問題が発生しにくいメリットがあります。
また、書籍での学習は、個人個人が自分の課題とするポータブルスキルに合わせて何を読むのかを決められるため、自由度が高いことが大きなメリットです。一方で、学習は個人の自主性に委ねられてしまうため、社員全体のスキルアップを図りたい場合にはあまり向きません。
なお、Off-JTの実施方法やメリットについては、下記の記事でもくわしく解説しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
■参考記事はこちら
Off-JTとは?実施するメリットや方法を事例からわかりやすく解説!
ポータブルスキルを鍛える方法の2つ目は、方法①のようなやり方でインプットしたスキルをOJTで実践的に身につけることです。
日々の業務でポータブルスキルが必要とされる場面があれば積極的に実践してみたり、新しいプロジェクトへの参加を通じて、これまで使用する機会のなかったポータブルスキルを手ほどきを受けながら実践していきます。実際に体を動かしながら学ぶことで、定着化が促進されるでしょう。
とくに、反転授業形式(Off-JT後にOJTを実施する形)をとることで目的意識が高まり、より定着を高めることができます。
なお、OJTの実施方法および反転授業に関する内容については、下記の記事でもくわしく解説しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
■参考記事はこちら
OJT形式の研修とは?他の形式との違いやメリットをわかりやすく解説
反転授業・反転学習とは?メリットや失敗しないやり方を事例をもとに解説
ポータブルスキルを鍛える方法の3つ目は、上司や同僚などからフィードバックを受けながら、継続的に改善を図っていくことです。
ポータブルスキルは数学の公式のように、学んですぐに実践できるものではありません。そのためOff-JTで知識を得た後、積極的に実践を積んで身に付けていくことが重要です。
また、ポータブルスキルにはゴールなどの基準が存在しないからこそ、継続的に鍛えていく必要があります。そこで、上司や同僚のフィードバックを随時受けていくことで、長期的な学習効果が期待できるでしょう。
なお、人材育成に役立つフィードバックの方法については、下記の記事でもくわしく解説しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
■参考記事はこちら
ポジティブフィードバックとは?効果的に実施するためのポイントや例文を解説
最後に、自分がどのようなポータブルスキルを得意・不得意としているのか診断する方法を紹介します。
厚生労働省が提供している『ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)』では、ひとり一人のポータブルスキルの強み・弱みを測定し、スキルを活かせる職務、職位をアドバイスしてくれます。
そしてこの診断結果は、個人が自分自身のキャリア形成の参考にするだけでなく、会社として社員のキャリア形成にも役立てられます。また、診断結果をもとにキャリアコンサルタント等の支援者に相談することで、より効果的なアドバイスを受けられるでしょう。
ビジネス環境の変化がめまぐるしい現代において、ビジネスパーソンにとって重要なポータブルスキル。今回はそんなポータブルスキルについて、その定義や重要性、鍛え方についてくわしく解説しました。
ポータブルスキルは、ビジネスパーソン個人にとっても、企業にとっても積極的に鍛えていく必要のあるスキルです。目に見えにくいスキルだからこそ重要視されにくい側面はありますが、まずは厚生労働省の診断ツールなどを活用し、スキルを可視化することから始めてみませんか?
ポータブルスキルを多くの社員が磨くことで、日々の仕事やプロジェクトがスムーズに進むようになったり、ビジネス上での課題の解決がしやすくなったりと、大きなメリットが得られるはずです。ぜひお試しください。